中部遊商が総会、昨年度の中古機流通は件数台数ともに増加
遊技通信2022年5月16日
中部遊技機商業組合は5月12日、名古屋市内の名古屋観光ホテルで通常総会を開催し、議案審議では上程案件をすべて可決承認した。
冒頭に挨拶した山名泰理事長は、遊技取扱主任者の育成と地位確立が喫緊の課題だとして「遊技機の点検確認の第三者性は販社の生命線であり、その担保となる高度な点検能力を持つ遊技機取扱主任者の育成に全力を挙げて取り組んでいきたい」と語った。
議案審議で承認した令和3年度事業報告では、打刻書類発給の流通総数は約99,000台(前年度比プラス38%)、打刻件数は約58,000件(同プラス25%)でいずれも増加したと報告。昨年度は取扱主任者の更新時講習会や新規講習会、リーダー研修会を実施して取扱主任者のスキルアップに努めたほか、社会貢献活動として愛知県江南市・名古屋市北区・豊川市への防犯カメラの寄贈なども報告した。
また、事業計画では、適正な遊技機の提供のために、基本に徹した流通業務の推進、不正遊技機の撲滅と流出の未然防止などを可決した。
総会後には愛知県警察本部生活安全部保安課の千葉哲課長と松崎好伸課長補佐が来賓として出席し、祝辞を述べた千葉課長は中古遊技機の点検確認など厳正な業務を行うよう要請した。
松崎課長補佐は中古遊技機流通上の問題点と留意点について講演し、旧規則機撤去に伴う使用済み遊技機の適正な廃棄処理に対するバックアップ、厳正な点検確認作業の実施、遊技機の不正改造事案の絶無に向けた取り組みなどの必要性を説明した上で、真摯な取り組みを求めた。