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全日本遊技産業政治連盟 木村義雄氏支援を表明 アミューズメントジャパン2022年3月17日

全日本遊技産業政治連盟(阿部恭久会長)は3月15日、都内のホテルで記者会見を開催し、今夏の参議院議員選挙に自民党公認で立候補を予定している木村義雄前参議院議員を支援していくことを表明した。木村氏は「しっかりと業界の将来を見据えた活動をしていく」と決意を語った。

全日本遊技産業政治連盟は前回(2019年)の参院選の際に設立された政治連盟。この日の会見には木村氏のほか、政治連盟の会長を務める全日遊連の阿部恭久理事長をはじめ、副会長を務める日遊協の西村拓郎会長、日工組の榎本善紀理事長、日電協の兼次民喜理事長、全商協の中村昌勇会長、回胴遊商の大饗裕記理事長、MIRAIの東野昌一代表理事、余暇進の千原行喜副会長が出席した。

木村氏は1948年生まれで香川県出身。中央大学卒業後、銀行勤務などを経て1986年に衆議院議員に初当選。以来、30年に及ぶ国会での実績を持つ。会見の冒頭で木村氏は「衆議院7期、参議院1期。30年ほど国会で活動してきた。遊技産業とは『時代に適した風営法を求める議員連盟』(議連)のメンバーだったことがご縁。遊技産業は国民の皆さんの生きがいになっていることを強く感じている。これからしっかりと、皆さん方と手に手を取って、日本の未来のために進めていきたい」と意欲を語った。

木村氏の支援に至った経緯について阿部会長は、「昨年8月に議連の先生方から遊技産業として木村先生をご支援いただけないかというお話をいただき、木村先生が自民党の公認になったことから応援することに決まった。木村先生の公認のヒアリングの際には日遊協の西村会長とともに自民党本部にうかがい、我々の想いを伝えさせていただいた」と説明した。

前回の選挙では、政治連盟が支援した候補が僅差で落選。阿部会長は「初めて我々が選挙に対して前向きに動いてみて、1票1票投票していただくことがこんなにも大変なのかと痛感した。ただその後、議連との関係ができたおかげでホール事業者にセーフティーネットが解放されたり、政府系融資の対象になったり、政治の力をお借りして変わってきたところはかなりある。やはり政治の力を借りると、変わらないと思っていたものも変わるんだと感じた。前回の選挙がなければこうした活動ができたかというと難しかったと思う」と振り返った。

政治連盟はこの3年間、全国で自民党の職域支部を組織化してきた。現在16の支部があり、党員数は約4500人。4県で設立準備が進んでいるという。

阿部会長は「いまの遊技機では遊べないというファンが多い。もう少しワクワクドキドキするものができないかなどの想いがまだまだある。そういったところも木村先生の力をお借りしながら、少しでもより良い方向、ファンの皆さんにも喜んでいただける形にできれば、政治との関わりに意味があるのではないか」と期待感も示した。

日遊協の西村会長は「遊技業界は雇用も納税も相当な一大産業。この業界を残していくためには議員歴30年の実績を持つ木村先生のお力が必要。この業界を底上げしていただける存在になってくださると確信している」と語った。

回胴遊商の大饗理事長は「我々にはあまり時間がない。急いで業界の課題を克服しなくてはならない状況だ。議員として実績のある木村先生には、即戦力として活動していただきたい。ぜひ木村先生を応援してほしい」と呼びかけた。

日電協の兼次理事長は「今後、各組合での総会など、可能な限り木村先生に顔を出していただき、我々の考え方をお伝えしたい」と意欲を示した。

木村氏は「いま遊技業界は自民党の組織本部でも非常に注目されている。勢いでは1位、2位を争う雰囲気が出てきている。遊技産業のみなさまが理想とする業界環境にはまだまだ程遠いと感じている。今後皆さまとともに、しっかりと業界の将来を見据えた活動をしていきたい。皆さまの努力が報われ、やりがいのある産業として繁栄への道筋が描けるよう、全身全霊で取り組んでいく」と決意を表明した。

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