伊坂理事長再選、6期目のスタート/神奈川県遊協
遊技日本2021年6月25日
神奈川県遊協は6月23日、横浜市内の横浜ベイホテル東急で第55回通常総会を開催。コロナ禍の時局を鑑み、昨年同様に理事等役員のみの出席、一般組合員は書面での議決権行使とした。当日は議事に先立ち、物故者追悼式や退任役員、永年勤続者、功労者への表彰式が執り行われた。
挨拶で登壇した伊坂重憲理事長は、各般に亘り多様な施策を課せられ続けてきた1年を振り返り「業界の未来のために身を切る施策を続けてきた。組合員の皆様には、大変な思いをさせてしまい心苦しいが、現況のコロナ禍にあっても万全な感染対策を徹底し、安心・快適に遊技ができる環境を提供しなければならない」と重ねて訴え、さらに「いまや娯楽の王様とまでは言えないまでも、無くなることは決してない。営々と築いてきた産業を守り抜きたい」と所信を述べた。
来賓祝辞では、県警本部から平野洋一生活安全総務課長代理が県内の治安情勢や遊技業界を取り巻く情勢について、西広一郎暴力団排除対策官が暴力団の現状について講話した。平野課長代理は「全国的には釘曲げによる不正改造事犯、賞品買取事犯が発生している。会員メールや掲示物等を利用して射幸心をそそるといった、いわゆる広告宣伝に関する違反も散見される。引き続き組合全体が共通認識の下、健全化に向けた取り組みを進めて頂きたい」と述べ、依存症対策の強化拡充も引き続き推進するよう要請した。
議案審議では、令和2年度事業報告など10議案を全て承認。任期満了に伴う役員選任の件では、推薦会議により候補者(理事)45名を選出し、理事の互選により伊坂理事長を再任した。伊坂理事長は6期目を迎えた。