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5号機にアルゼが新レンタルプランを発表 グリーンべると2006年1月17日

 アルゼは1月13日、同社の東京有明本社で業界誌(紙)との記者会見を開き、新規ファンを増やすことを目的に、同社ブランドのパチスロ5号機に関するレンタルキャンペーンの実施を発表した。

 同キャンペーンは今年3月末日までにレンタル契約を結んだパーラーを対象とする特典で、契約期間は2年となっているが、2年後の契約満了時には同じ内容で再契約することもできる。

 月々のレンタル料は筐体8500円、ソフト1万1500円で計2万円/台だが、注目されるのは1年以上使用した場合について、次のタイトルのソフト入替に無料サービスを提案している点だ。これでいくと2年間2機種で48万円だから台当たりのコストは24万円ということになるが、この契約は40台以上が条件となっており、また同社では40台が複数タイトルで構成される場合でも1タイトルあたり最低10台からの契約を求めている。ちなみに従来の同社のレンタルプランは筐体レンタル(月額2万円)にとどまり、ソフトは17万円の別売り形態をとっていた。

 また、1年未満の使用でソフト入替を希望する場合はソフト価格17万円(ソフトモデル15万円+書類代2万円)に対し未使用期間分が減額されるため、たとえば契約から半年後にソフトを入れ替える場合は、未使用期間の6ヵ月分(17万円に対して12分の6だから8万5000円)が減額され、半額の8万5000円で新しいソフトに入れ替えることが可能。もちろん3機種目のソフト入替が契約から1年以降であれば、その時点の入替費用は無料になる。未使用期間の減額分は月割りで計算されるが、減額分の上限は12万円に設定されており、未使用期間を残すソフト入替代金は最低5万円からとなっている(3ヵ月で入れ替える場合、月割り計算の減額分は12万7500円になるが、上限が12万円のためこの場合の入替代金は最低価格の5万円となる)。

 さらに、すでに発売されている同社ブランドのパチスロ5号機『サクラ大戦S2』および『デビルマン3』の導入店がこのレンタル契約を希望する場合は、購入価格の35万円/台から使用期間を引いた金額をレンタル契約の総額から相殺し、たとえば昨年11月1日に納品されていた『サクラ大戦S2』および『デビルマン3』を含めたレンタル契約を2月1日から実施するケースを例にとると、使用期間3ヵ月分の9万円/台を販売価格の35万円から減算した26万円をレンタル契約の総額と相殺するという仕組みだ。相殺価格は1ヵ月3万円/台、10日単位では1万円に設定。レンタル保証金は2万円/台(40台なら80万円)。保証金は契約解約時にパーラー側に返金される。なお40台以上が契約条件になっているが、アルゼでは40台以上の同時納品以外に4ヵ月間での納品も可能と説明している。

 一方、アルゼでは、本レンタル契約を提案するにあたり、規則改正や行政の要請など特殊要因で検定申請ができない場合を除き、3ヵ月ごとに1機種も開発・発売しなかった場合(検定機種を持っているにもかかわらずアルゼがその販売を行わなかった場合など)、この契約をパーラー側が無条件で解約できる規定をレンタル契約書に整備したほか、筐体の扉を開口することなく不正(ゴト行為)が行われ、機械を止めざるをない事態が発生した場合の補償規定も新設。1日あたりレンタル2000円を限度とし、通常10日以内、最大15日間分の損害賠償請求に応じる補償規定も盛り込んでいる。

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