セガサミーHD 横浜IRの事業パートナーを発表
アミューズメントジャパン2020年1月31日
セガサミーホールディングスは1月29日・30日に横浜で開催された「横浜IR産業展」に出展、その初日に自社ブースで里見治紀代表取締役社長グループCOOがプレゼンテーションを行い、横浜IR参入のための取組を発表した。
里見COOは、需要予測及びマーケティング戦略策定において森岡毅氏率いるマーケティング企業「刀(かたな)」、施設設計において世界的建築家で自然エネルギーを最大限に活かすことを得意とするノーマン・フォスター卿率いる「フォスター アンド パートナーズ」、IR内での本格料亭旅館の企画・開発において「京都吉兆」と協働すると明かした。さらに、「様々な企業と組み、互いの強みを生かす」ために、外資IRオペレーターと組むという選択肢もあることに言及した。
自社の強みとしては、韓国のIR「パラダイスシティ」の運営実績を活かし、将来的に日本人VIPを横浜IRに誘客できること、パラダイスシティからIR運営の経験のある日本人スタッフを100人近く横浜IRに供給できる点などを挙げた。
カジノができることによる負の影響への対策として、まずギャンブル依存問題について、国内の現状がほとんど回復支援であるのに対して、2017年から京都大学と共同で予防研究に取り組んでいることを説明。不正対策としてはゲーミングテーブルのチップのやり取りを電子的に監視することで排除する。また、ラスベガスがあるネバダ州でゲーミング機器製造業者として規制当局の厳格な適格性審査に合格していることも安心の担保になると説明した。