射幸性管理のルール作りに強い決意~PCSA
グリーンべると2016年8月24日
パチンコ・チェーンストア協会は8月19日、都内で臨時社員総会及び公開経営勉強会を開催した。
総会の冒頭で挨拶した金本朝樹代表理事は、「検定機と性能が異なる可能性のある遊技機」の回収撤去を巡る業界内外の動きを整理するとともに、「タイトな回収・撤去のスケジュールによりホールは大きなダメージを負う」との認識を示し、また、素直な心情と前置きして「ホールだけでなくメーカーにも厳しく対処してほしいという思いだが、風営法の構造上責任を負うのはホール。ホールだけが責任を負うのは悔しく残念」との思いを吐露した。
一方で回収・撤去について、「ホールにとって大打撃だが、乗り越えなければならない。回収・撤去期限を守るために、ホール、メーカーともに一生懸命やっていく」と期限厳守の方針を示すとともに、「より大きな課題は、2度と同じような問題を起こさないこと。そのための射幸性のルール作り、管理の方法をホールとメーカーが一体となって考える。これはホール団体、メーカー団体共通の考えだ」と、今後は7団体連絡会議(ホール5団体及び日工組、全商協)などを通じメーカーとの関係をより密にして、射幸性管理に取り組むとの決意を示した。
なお、総会では審議議案はなく、政治分野アドバイザーの名簿などを報告。総会後に行われた公開経営勉強会では、好評だった前回に引き続き、遊技機メーカーから担当者を招きメーカー戦略など最前線の話を聞いた。今回はパチンコメーカーからはサミー、パチスロメーカーからはパイオニアの担当者が講師を担当した。
また、業界メディアのPCSAに関する報道を表彰する、「第9回PCSAメディアアワード2016」の表彰式が行われ、アワードをアド・サークル、特別賞をシークエンスが受賞した。