回胴遊商九州・沖縄支部、「サンゴ保全活動」を実施 6年ぶりに園児を招待し100株を植え付け
遊技通信2025年12月12日
回胴式遊技機商業協同組合(回胴遊商、大饗裕記理事長)九州・沖縄支部(森山正秀支部長)は11月21日、沖縄県宜野湾市の宜野湾マリン支援センターで、コーラル沖縄の協力のもと「第18回九州・沖縄支部サンゴ保全活動」を実施した。
回胴遊商は2008年度から、絶滅の危機にある沖縄のサンゴ礁を救うため、九州・沖縄支部が他支部に先駆けてサンゴ保全活動を継続的に行っている。今回は、コロナ禍の影響で参加を見合わせていた宜野湾市内の保育園の園児を6年ぶりに招待した。
この活動には、回胴遊商九州・沖縄支部の役員・組合員に加え、大饗理事長、高谷筆頭副理事長ら執行部も参加。さらに沖縄パチンコ・スロット協同組合(新垣善彦理事長)や九州遊技機商業協同組合(國分寿人理事長)など業界団体からも来賓が多数出席し、総勢85名が環境保全への取り組みを共有した。
宜野湾マリン支援センター会議室で行われた開会式では、会場に沖縄パチンコ・スロット協同組合のイメージキャラクター「玉三郎」が登場すると、園児たちから大きな歓声が上がり、和やかな雰囲気の中で活動が始まった。
挨拶した森山支部長は「この講習でサンゴも命を持った生き物だと園児たちに感じていただき、すべての命を大切にするという教育の学びの場になれば良い」と、活動の意義と次世代への教育的価値を強調した。
参加者はまず、コーラル沖縄の成田隆一事務局長によるサンゴの生態や再生への取り組みに関する講習を受講した。その後、センター施設内の水槽に移動し、自らの手でサンゴの苗100株を台座に固定し、水槽内に収める作業を行った。
植え付け終了後には、センター内で園児たちとの昼食会が実施された。帰りにはお菓子と文具のお土産セットが園児たちに渡され、組合員らは子どもたちの元気な声と無邪気な笑顔に日頃の疲れを癒やされたという。
最後の閉会挨拶で、林田伸一副理事長は、参加者や協力団体へ謝意を述べつつ、「今後もこの環境保全活動と、園児の育成のためにしっかりと頑張っていく」と、継続的な支援と活動への意欲を表明した。
参加した組合員からは、「6年ぶりの園児参加で、子どもたちが楽しそうに植え付けをする姿が印象的だった。これからも環境保全活動を通じて未来を創る子どもたちが安心して暮らせるよう続けていきたい」との感想が寄せられた。また、「サンゴの白化現象が進む中、地球温暖化防止のため、一人一人が当たり前のことを考え行動することで、美しい海やサンゴ、地球を守っていければと思う」と、環境問題に対する決意を新たにする声も上がった。