| P-WORLDとは | ご利用案内 | 会社案内 |
パチンコ店情報 機種インデックス 求人インデックス

パチンコ業界ニュース

ぱちんこ広告協議会が社員総会、来期の活動方針に「ぱちんこ広告認証制度(仮)」を新設 遊技日本2025年12月10日

ぱちんこ広告協議会(PAA)は12月8日、都内千代田区のソラシティカンファレンスセンターで第9期定時社員総会を開催。第2部では記念セミナーと第4回PAA広告大賞の表彰式も開かれ、懇親会には警察庁生活安全局保安課の小坂田潤課長補佐が臨席した。

第10期の活動方針では「ぱちんこ業界の活性化」をビジョンに掲げ、ホール関係4団体の広告宣伝ガイドラインに準拠した運用を中心に、会員企業が安心して活動ができる環境を構築していく。「防災拠点ネットワーク」は全日遊連からの要望を受けシステムの拡充もしながら、従来の「ぱちんこ産業広告動態調査」や「広告ハンドブック」の運用も継続し、さらに現地取材の証明を確実に行うための「取材証明制度」の運用を促進するほか、新たに「ぱちんこ広告認証制度(仮)」を新設した。これは広告宣伝ガイドラインの理解を深めるための人材育成事業で、ガイドラインに関する試験を受講した者には資格証明書を発行することでホールもメーカーも安心して利用できる環境を整備していくという。

記念セミナーでは、タイミーの執行役員石橋孝宜社長室長と、ホール関係4団体 広告宣伝検討会の佐藤公治委員が登壇。石橋室長は、遊技台の入れ替え作業や店内の清掃業務など業界でのタイミー活用事例を紹介しながら、安定した人材基盤を築くポイントを解説。佐藤委員は、「推しパチ・推しスロの日」を現在協議中だとして、新規ファンに来店きっかけ(お試しプレイ)を作りながらファン化させるまでのスキームを説明した。

続いて、東洋大学社会学部の柳井猛晶氏とシーズの人首雄介氏が「ぱちんこ産業広告動態調査2025版報告」について講演。人首氏は調査結果について「約半数の店舗で最も重要視する広告・販促はSNS運用(84.4%)で、費用をかけているのは来店取材という傾向が見られた。来店・取材の実施動向で、実施理由は『新規客を獲得できる』が最も高いにも関わらず、本音を聞くと『一時的でも稼働が上がる(83.7%)』『企画・イベントの時だけ来店する人が多い(74.8%)』と集客としての目的は達成されているものの、その先でどう活かすかが課題として浮彫りになった」と述べ、来店取材イベントを実施しても短期的な効果しか得られておらず、尚且つ常連客離れを起こしている可能性を指摘した。

「第4回PAA広告大賞」の表彰式では、グラフィック部門は荒木正洋さんの「甦るワクワク」、ムービー部門は成田貴臣さんの「パチンコ気分。」、特別賞は杉本優奈さんの「こんなときでも、お父さんは考えている。」、協賛企業賞は荒木さんの「甦るワクワク」が受賞し、グランプリには中田舞香さんの作品「あまやどり」が選ばれた。

懇親会では、警察庁生活安全局保安課の小坂田課長補佐が保坂啓介保安課長の挨拶を代読。広告に関する信頼性・透明性に資する取り組み等を評価し、「ギャンブル等依存症対策は、オンラインカジノ対策や大阪IR開業に向けた動きへの関心の高まりから、今後さらに世間の注目を集めることが予想される。2年後に予定されている基本計画変更を見据え、引き続き警察と業界団体が一体となった各種取り組みを進めていく必要がある」として、さらなる健全化とコンプライアンスの徹底を求めた。

各記事のタイトル・本文・写真などすべてのコンテンツの著作権は、株式会社ピーワールド、またはそれぞれの配信社に帰属します。掲載されている情報を許可なく、複製・転載・引用などを行うことは法律によって禁止されています。

PR

パチンコ業界の社会貢献

P-WORLD P-WORLDに掲載の記事・情報・写真の無断転載を禁じます。
すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。