警視庁管内の「ホールへの実地調査の一部省略」、年明け早い時期の実施で調整
グリーンべると2025年11月27日
東京都遊技業協同組合の臨時総会と定例理事会が11月26日に東京・市ヶ谷の遊技会館で開かれ、臨時総会に先立ち、警視庁生活安全部保安課の風俗保安対策官が行政講話を行い、遊技機の入れ替えや認定の際の実地調査の一部省略について、「他府県ではすでに実査の一部省略の施行を実施しているとのことだが、警視庁においては、まだ実施時期は決まっていないが、年明け、令和8年のできるだけ早い時期に実施できるように現在調整等を行っている」などと説明した。
風俗保安対策官はその他、パチンコ営業の健全化を推進する上でお願いしたいこととして、適正な広告宣伝、のめり込み依存防止対策、遊技機の適正な流通、暴力団排除及び再関与防止対策、の4点について言及した。
特に適正な広告宣伝については、警視庁に広告宣伝に関する通報が寄せられているとして、その一例として、「ホールが来店取材に伴う公約系のイベントを行っている」「SNSに公約が掲載されている」「SNS上に絵文字などを使って高設定の台があることを示唆している」といった内容を紹介。こうした隠語を用いた脱法的な広告宣伝は「不適切な事例」とし、のめり込みや依存防止の観点からも不適切な広告宣伝の排除を要請した。