これまでに登場したBT機を評価|メイドインサービス
アミューズメントジャパン2025年11月18日
パチスロ運用に特化したコンサルタント企業メイドインサービス(東京都府中市)が11月14日、ホール企業限定のパチスロ定例セミナーを開催した。パチスロの最新動向を伝える毎月定例のもので、今回で41回目。
講師を務めたのは、事業戦略部セールスプロモーショングループの池上周平係長。セミナー冒頭で10月のパチスロ市場を振り返った。10月に導入された新機種はスマスロ5機種と増産されたスマスロ1機種。10月末時点のスマスロ機の設置比率は56.2%、ノーマルタイプを除いたL機の設置シェアは81.6%だった。
個店ごとの戦略構築を支援する同社の分析レポート配信サービス「SIRIUS」(シリウス)の総合実績シェアランキングでは、トップ25に10月導入の『L新鬼武者3』が3位、『L主役は銭形5』が14位にランクイン。前月3位だった『L東京リベンジャーズ』は7位にダウンしたものの、同20位だった『Sネオアイムジャグラー』は6位まで順位を上げた。
今回のトピックは「BT機の振り返り」。6月の初登場から市場に導入された、BT機12機種(11月14日現在)の導入後30日間の実績をまとめ、同社独自のスロット性能指標・SPI(Slot Performance Index)などを用いて解説した。
池上係長は稼働率150%を超える5機種に注目し、「ヒットの要因の一つとして、MYの高さや出玉期待値の高さが考えられる。BT機全体でも実績を残した機種が複数あるので、全体的に見ても悪くない。むしろ若干良いと言える評価」と解説。また、導入前にチェックするべきヒット機の要素についても解説した。
SPIを用いた解説では、これまでに登場したBT機の導入後実績データを基に算出した、稼働性、収益性、希少性をグラフ化。池上係長は「稼働性と収益性が高いほどホール様目線としては良い機種。さきほど注目したBT機のヒット機5機種は、収益性は低いが、稼働性が高い傾向にある。ここに当てはまるような機種を導入前に各店で判断できればベスト」と話す。
このSPI分析はBT機に限らず、導入から30日が経過すると同社が運営するポータルサイト「WEB SIRIUS」で順次公開。今後の機種選定のヒントになるサービスだ。
次回セミナーは12月12日14時からを予定している。
文=アミューズメントジャパン編集部