10月の型式試験実施状況、適合率が引き続き改善
遊技通信2025年11月17日
保通協とGLI Japanがまとめた2025年10月の型式試験実施状況によると、パチンコ機の適合数は前月より6件増加した34件となり、適合率も2.2ポイント増の27.2%となった。パチスロ機の適合数も同6件増加した21件となり、適合率も3.4ポイント増の14.2%だった。
機関別に適合数を見ると、保通協ではパチンコ機は前月より10件増加した18件、パチスロ機は同1件増加した9件となった。一方GLI Japanではパチンコ機は同1件減少した10件、パチスロ機は同2件増加した6件だった。なお保通協で、じゃん球1件の結果書交付があり、残念ながら不適合となった(1月に受理された件と思われる)。
不適合事例として、試射試験およびシミュレーション試験の結果が規則で定める値を超えた事例のほか、遊技機の試験では「遊技球が普通電動役物に係る入賞口へ入賞したにもかかわらず、払出を行わないことがある性能を有していた。」(パチンコ機)などが、設計書等審査では「第一種特別役物に係る役物連続作動装置作動中の遊技メダルの獲得性能が、非作動時に比べて下がる性能を有していた。」(パチスロ機)が掲載された。対比照合審査で「試験用遊技機の遊技くぎの傾きが、申請書添付書類と異なっていた。」(パチンコ機)が掲載された。なお、じゃん球に関しては、設計書等審査で「表示された図柄を表示しないようにする機能に制限を設けることで、遊技者に不利益を与える性能を有していた。」、遊技機の試験で「遊技者が特別入球口に遊技球を入球させることが困難な性能を有していた。」と記載されている。