マルハン東日本カンパニーが「制服の当たり前」を変える新制服導入
遊技通信2025年11月5日
マルハンの東日本カンパニーは、従業員一人ひとりの個性や違いを最大限に尊重することを目的に、従来の制服を一新し、表現の自由度を高めた新制服を11月11日より順次導入する。
この取り組みは、「人生にヨロコビを創造する企業」として、個性や多様性を重視し、好きなことを堂々と語れる職場環境の実現、従業員のモチベーション向上、接遇品質のさらなる向上を目指すもの。
マルハン東日本では2023年5月より、社会の変化や多様性を受け入れ、個性を尊重する「東日本スタイル」を展開している。これは「個性を活かし、接遇を高める」というテーマのもと、エンターテイメント企業として新たな価値創造を目指す取り組みで、柱は二つ。一つは「身だしなみ」の大規模緩和であり、ヘアスタイルやネイルなどの制約をなくし、従業員が自分らしく働ける環境を整備した。もう一つは「接客から接遇へ」という再定義で、従来大切にしてきた「おもてなし」の心を改めて見つめ直し、所作や行動に至る考え方まで徹底的に磨き上げた。「東日本スタイル」は現在、社内大会の審査基準にも取り入れられ、マルハン東日本を象徴する企業文化として定着している。従業員が活き活きと輝き、「お客様視点」で行動することで生まれる感動の積み重ねが、マルハンの目指すエンターテイメント体験を生み出している。
身だしなみの緩和を進める中で、マルハン東日本が次に着目したのが、従業員が日々着用する「制服」。全従業員を対象に実施したアンケートでは、約40%が身だしなみの改善を希望し、その中でも「制服の変化」を求める声が多く寄せられた。これまで制服は「会社から支給され、決められたルールのもとで着用するもの」と捉えられがちであったが、マルハン東日本はその固定観念を打破。2023年よりアルバイトから役員まで約1,200人以上を巻き込み、「自ら着たい制服」をテーマに新制服開発プロジェクトを立ち上げた。アンケートや座談会、店舗スタッフと経営陣との対話を通じて現場の声を反映し、企業への誇りと愛着を感じられる制服づくりを実現した。
今回導入される新制服は、特定のアイテムの着用を義務づけず、従業員一人ひとりの「好き」を表現できるマルハン東日本オリジナルデザインになっている。誠実さを象徴する「エッセンシャルネイビー(一般職)」と、上質さ・品格を表す「クラスグレー(マネージャー職)」の2色を基調とし、従業員同士のつながりを象徴する「WAVE LINE」をデザインに採用した。さらに、しなやかなストレッチ性と高い吸水速乾性を備えた「SOLOTEX®4WAYダブルクロス」と、通気性に優れ汗ジミを目立たせにくい「デュアルファイン®」を組み合わせ、快適性と機能性を両立。洗濯を繰り返しても高い品質を維持する。これにより、従業員はより自由で快適な装いのもと、自信を持って活き活きと働くことができ、その姿勢が質の高い接遇へと直結していく。
デザインディレクターを務めた岡 義英氏は、「今回のプロジェクトに携われたことに感謝している。マルハン東日本カンパニーの魅力は“働く人そのもの”にあると感じた。企業は人で成り立ち、人が企業をつくるという本質をユニフォームでどう表現するかを問い続けた結果、『本質を極めた引き算のデザイン=意味のあるシンプルさ』という答えにたどり着いた。このデザインは、プロジェクトメンバーの強い意志と優しさから生まれたものである。」とコメント。
「東日本スタイル」プロジェクトリーダーの飯田崇寛氏は、「新制服では、「つながり」や「一体感」をデザインに込めるとともに、個々の「個性」や「色」を取り入れられる構造になっています。一人ひとりの「輝き」や「仕事を楽しむ姿勢」が相乗効果を生むことで、お店全体の雰囲気は大きく変化します。そしてそれは必ずや、お客様にも伝わります。キラキラと輝く、真剣に働くスタッフを目にすることで、お客様に元気を与えられる。非日常のようでありながら身近に感じられる居心地のよい空間へと進化することで、特別な場、「また行きたい」と思える店舗を私たち自身の手で創り出せると信じています。」と述べている。
また、新制服の導入にあわせて、「新しい一歩を踏み出す自分と、変わらないお客様への想い。」をコンセプトに、出演希望者の中から選ばれた個性豊かな9名の従業員が出演するプロモーションムービーを、マルハン東日本公式YouTube チャンネルにて公開している。