9月の型式試験実施状況、適合率が改善
遊技通信2025年10月1日
保通協とGLI Japanがまとめた2025年9月の型式試験実施状況によると、パチンコ機の適合数は前月より9件増加した28件となり、適合率も7.7ポイント増の25.0%となった。パチスロ機の適合数も同3件増加した15件となり、適合率も1.8ポイント増の10.8％だった。
機関別に適合数を見ると、保通協ではパチンコ機は前月より10件増加した18件、パチスロ機は同1件増加した9件となった。一方GLI Japanではパチンコ機は同1件減少した10件、パチスロ機は同2件増加した6件だった。
不適合事例として、試射試験およびシミュレーション試験の結果が規則で定める値を超えた事例のほか、遊技機の試験では「試射試験の結果、大入賞口内の特定の領域を通過した割合が規則で定める値を超えた。」「大入賞口が、おおむね10個を超えて入賞する性能を有していた。」（パチンコ機）などが掲載された。設計書等審査では「始動口（第二種非電動役物に係る入賞口）の入口を容易に開放させることが可能な構造となっていることから、遊技者が容易に条件装置を作動させることを可能とする性能を有していた。」（パチンコ機）、「再遊技に係る条件装置が作動する確率が、別表第5（1）ハ（ニ）aからe以外の契機で変動する性能を有していた。」（パチスロ機）が掲載された。なお対比照合審査で「試験用遊技機の基板及びハーネスが申請書添付書類と異なっていた。」（パチスロ機）が掲載された。
