マルハン北日本所属・日下尚、2025年レスリング世界選手権で銀メダル獲得 ブンデスリーグ参戦へ
遊技日本2025年9月29日
マルハンの北日本カンパニー所属選手で、2024年パリ五輪グレコローマン77kg級金メダリストの日下尚(25)が、9月13日から21日までクロアチア・ザグレブで開催された「2025 UWWレスリング シニア世界選手権」に出場し、銀メダルを獲得した。
日下はパリ五輪での金メダルに続き、さらなる飛躍を目指して臨んだ今大会。決勝では惜しくも敗れたが、「相手の戦略にはめられ完敗だった。課題や伸びしろを明確に教えてもらえた」と前向きに振り返り、ライバルの存在をモチベーションに変える姿勢を示した。次の目標として「2028年ロサンゼルス五輪での2連覇」を掲げ、10月1日からドイツ・ブンデスリーグ1部の「SV Germania 04 Weingarten」に招待選手として参戦。全5試合を通じて外国人選手への対応力を磨く予定だ。
香川県出身の日下は、3歳からレスリングを始め、高校時代に全国優勝、大学時代には全日本選手権などで複数タイトルを獲得。2023年には世界選手権で銅メダル、2024年にはアジア選手権優勝、パリ五輪金メダルと輝かしい実績を積み上げた。香川県初のオリンピック個人種目メダリストとして県民栄誉賞、紫綬褒章を受章し、2025年の明治杯でもMVPに選出されている。
マルハン北日本は「日下選手の挑戦を通じて、ヨロコビあふれる未来を創造したい」とコメント。日下のさらなる活躍に期待が集まる。