上半期のパチスロ市場振り返り|メイドインサービス
アミューズメントジャパン2025年9月24日
パチスロ運用に特化したコンサルタント企業メイドインサービス(東京都府中市)が9月19日、ホール企業限定のパチスロ定例セミナーを開催した。パチスロの最新動向を伝える毎月定例のもので、今回で40回目。
講師を務めたのは、事業戦略部セールスプロモーショングループの池上周平係長。セミナー冒頭で8月のパチスロ市場を振り返った。8月に導入された新機種は、スマスロ5機種とメダル機1機種。増産されたスマスロ5機種。8月末時点のスマスロ機の設置比率は56.0%、ノーマルタイプを除いたL機の設置シェアは81.8%だった。
個店ごとの戦略構築を支援する同社の分析レポート配信サービス「SIRIUS」(シリウス)の総合実績シェアランキングでは、トップ25に8月導入の『Lダーリン・イン・ザ・フランキス』が13位、『パチスロ 転生したら剣でした』が24位にランクインした。
今回のトピックは「2025年上半期振り返り」。店舗数の推移やタイプ別、射幸性別(同社が分類する)の粗利、稼働などを昨年と比較した。池上係長は「機種タイプ別で見るとAT機のシェア率が上がり、ノーマル、その他が下がっている状況。稼働・粗利シェアに関してもAT機がかなりと上がっている。射幸性別で見ても高射幸帯が大幅上昇。逆に中射幸帯、低射幸帯は下がっている。前年同月で見ると、数値の変化に結構な差があった」と振り返った。
また上半期に活躍した台として上位25機種(25年6月集計)をピックアップ。トップ4は1位から順に『Lいざ!番長』、『L東京喰種』、『Lマギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝』、『L吉宗』がランクインした。このランキングについて池上係長は、「稼働面、粗利面は当然、設定投入などを見ても『L東京喰種』が優秀だった。集計が6月までのため、『LBパチスロ ヱヴァンゲリヲン~約束の扉』や『アレックス ブライト』が入っていないが、上半期はBT機の登場も外せない要素となった」と評価した。
次回セミナーは10月17日14時からを予定している。
文=アミューズメントジャパン編集部