8月の型式試験実施状況、適合率がどちらも低下
遊技通信2025年9月2日
保通協とGLI Japanがまとめた2025年8月の型式試験実施状況によると、パチンコ機の適合数は前月より8件減少した19件となり、適合率も5.2ポイント減の17.3%となった。パチスロ機の適合数は同9件減少した12件となり、適合率も4.4ポイント減の9.0%だった。
機関別に適合数を見ると、保通協ではパチンコ機は前月より12件減少した8件、パチスロ機は同7件減少した8件となった。一方GLI Japanではパチンコ機は同4件増加した11件、パチスロ機は同2件減少した4件だった。
不適合事例として、試射試験およびシミュレーション試験の結果が規則で定める値を超えた事例のほか、遊技機の試験では「遊技球が普通電動役物に係る入賞口へ入賞したにもかかわらず、払出を行わないことがある性能を有していた。」(パチンコ機)、「主制御用ROMの制御領域に「00H」以外の未使用のデータが存在していた。」(パチスロ機)が掲載された。設計書等審査では「遊技機が、技術上の規格に定められていない図柄の表示によって遊技の状態を変動させることを可能とする性能を有していた。」「遊技盤上の最下部以外の入口が、入賞口でないことを明らかにしていなかった。」(パチンコ機)、「入賞及び役物連続作動装置の作動に係る図柄の組合せを互いに素にしていなかった。」(パチスロ機)などが掲載された。