阿部やすひさ氏8万8,368票で落選、「業界がまとまって動けたことは一つの財産」
遊技日本2025年7月22日
7月20日に投開票された第27回参議院選挙の比例代表で、自民党公認候補として立候補した阿部やすひさ氏が落選した。
比例代表で自民党は改選19議席から大きく減らした12議席にとどまる中、阿部氏は8万8,368票を獲得。遊技業界としては全日本遊技産業政治連盟が阿部氏とともに選挙活動を展開していたが、目標としていた20万票には及ばず、当選ラインには届かなかった。
阿部氏は21日早朝、選挙事務所に集まった支援者に対し、落選が濃厚となった時点で報告会に臨み、「皆様からのご支援をいただきながら活動してきたが、今まで以上に手応えはあったと感じている。ただ、中々票が伸びなかった状況を見ると政権与党に対する逆風や批判もあり、多くの方に行っていただいた期日前投票の内容が我々の票には繋がっていなかったのではないかと思う。皆様とともに業界がまとまって動けたというのは一つの財産。今後も連携を強めながら、この業界を良くしていきたい」とコメントした。
業界内に向けた公式メッセージは以下の通り。
【御礼とご報告】
この度の参議院議員選挙(全国比例区)におきまして、皆様から力強いご支援を賜りましたが、議席を獲得するには至りませんでした。ご期待をお寄せいただいたにもかかわらず、その想いにお応えすることができず、誠に申し訳なく、深くお詫び申し上げる次第でございます。
選挙期間中、ご自身の時間を割いて献身的に支えてくださった選対スタッフやボランティアの皆様、全国各地で力強いご支援の輪を広げてくださったぱちんこ・エンタメ産業関係者の皆様、そして「阿部やすひさ」に貴重な一票を投じてくださった有権者の皆様に、心より厚く御礼申し上げます。
皆様の温かいご支援とご協力がなければ、この厳しい選挙戦を戦い抜くことは到底できませんでした。
今回の挑戦は、ぱちんこ・エンタメ産業が直面する課題を社会に問い、私たちの声を可視化するためのものでした。
結果として議席には届きませんでしたが、この選挙を通じて得られた多くの共感と連帯は、何物にも代えがたい財産であると確信しております。
私たちの想いと活動の意義が、決して小さくないことを証明できたのではないでしょうか。
この結果は、業界がより一層、固く一致団結し、未来へ向けて歩み続けることの重要性を示唆していると、私は真摯に受け止めております。
今回の悔しさをバネに、私たちはさらに強く、賢くならなければなりません。
国政の場から業界の未来を切り拓くという夢は叶いませんでしたが、この産業を愛する者として、その発展のために今後もいかなる立場であっても貢献していく所存です。
皆様と共に戦えたことを誇りに思います。
皆様から賜りましたご厚情は、生涯忘れることはございません。
末筆ではございますが、皆様の今後のご健勝と、業界の益々の発展を心よりお祈り申し上げ、御礼のご挨拶とさせていただきます。
本当に、ありがとうございました。
令和7年7月
阿部 やすひさ