マルハン北日本所属・日下選手が明治杯全日本選抜選手権で優勝
グリーンべると2025年7月7日
マルハン北日本カンパニー(韓俊社長)に所属するレスリング男子グレコローマン77kg級の金メダリスト・日下尚(くさか なお)が、6月19日から22日にかけて東京体育館で開催された「令和7年度 明治杯全日本選抜レスリング選手権大会」に出場し、同階級で優勝を果たした。
本大会は、2024年パリ五輪以来となる国内での復帰戦であり、マルハン所属選手として初の公式戦出場でもあった。緊張の中で迎えた大会初日は思うように眠れなかったと語る日下選手だったが、徐々に本来の力を発揮し、決勝まで勝ち進んだ。最終的には堂々の優勝を収め、最優秀選手賞(MVP)にも選出された。
さらに大会後に行われた世界選手権代表決定プレーオフでも勝利し、2025年9月にクロアチア・ザグレブで開催される世界選手権の日本代表に内定。日下選手は「次は世界選手権の優勝を目指す」と意気込みを語っている。
日下選手は香川県出身。3歳でレスリングを始め、高松北高校、日本体育大学を経て、社会人となった2023年には世界選手権で銅メダル、2024年パリ五輪では金メダルを獲得。日本レスリング史上、グレコローマン最重量級の金メダリストであり、香川県出身者としては初となるオリンピック個人種目のメダリストとなった。現在は2028年ロサンゼルス五輪での2連覇を目指し、さらなる高みを見据えている。