福岡県遊協が総代会、ガイドラインへの適切な対応を再確認
遊技通信2025年5月28日
福岡県遊技業協同組合(福岡県遊協、平岡聖教理事長)は5月28日、福岡市内のグランドハイアット福岡で第64回総代会を開催。
議事では上程案件をすべて可決承認し、事業計画ではファンの回復・拡大、依存問題への対策、行政機関の理解の促進など6項目の基本方針・施策や、9項目の継続的重点活動推進事項を決めた。
総会冒頭に挨拶した平岡理事長は、前期の振り返りと今期の活動方針の確認を目的を説明した。業界における3つのガイドライン(広告宣伝、賞品提供、貯玉再プレー)の導入について、貯玉再プレーが他県や県内の一部で実施されている状況に触れた。良い方向に向かっているという報告がある旨を述べ、今後も情報共有を進めながら対応していくとした。7月に予定されている参議院選挙が、業界が産業として認められるかどうかの大きな試金石となる重要なイベントであることを強調し、着実な進展のために一人ひとりの協力が不可欠であるとして協力を求めた。
総会終了後には、福岡県警察本部生活安全部生活保安課 許可等事務担当室の長澤陽介課長補佐による、「ぱちんこ業界の現状と遵守事項」と題した行政講話が行われた。長澤課長補佐は、業界の健全化に向けた自主的な取り組み、ぱちんこへののめり込みや依存症対策、子どもの車内放置事故防止の3点について要請した。なかでも業界の健全化に向けた自主的な取り組みに関して、「ガイドラインが遵守されない事態は業界の自主規制という仕組みそのものに疑問を抱かれることになり、業界全体にとってもマイナスになる」との懸念を示した。
また祝賀会では恒例の寄付金贈呈式も行われ、福岡県防犯協会連合会、福岡県児童養護施設協議会、福岡県少年警察ボランティア協会、福岡犯罪被害者支援センター、福岡県暴力追放運動推進センター、九州盲導犬協会、制服バンク福岡、の7団体に浄財が贈られた。