北電子の「米(マイ)ジャグラープロジェクト」第8期がスタート!
グリーンべると2025年5月28日
東日本大震災で被害に遭われた地元農家を応援する取組みとして、北電子が2018年から展開している体験型稲作プロジェクト「米(マイ)ジャグラープロジェクト」の第8期がいよいよスタート。5月18日、24日に福島県いわき市のファーム白石で行われた田植えの模様をレポートする。
ジャグラーファンが田植えを通じて交流図る
18日の田植えには、事前応募の中から抽選で選ばれたジャグラーファン約20名を招待。アテンド役は、JANBARI.TVで活躍する人気ライター・コウタローさんが務め、参加したファンと共に食用米「コシヒカリ」の苗の手植えを体験した。
コウタローさんは「田植えは初めての体験で、大変な作業でしたが楽しかったです」と感想を述べた。また、同級生3人組で参加していたファンは「普段、普通に生活していたら田植えをする機会なんてありません。今の米騒動のこともあり、米を一からつくる田植えに興味が湧き、今回のプロジェクトに応募しました」と参加した想いを語った。その話を聞いた別のファンは「田植えを通じてお米の大切さについて改めて考えさせられました。いっぱい実ってもらいたいと思いながら、丁寧に植えました」と続けた。
田植え体験後は皆でバーベキューを開催。田植えの感想や、ジャグラー談議などに花を咲かせた。今回植えた苗は、10月の稲刈りを予定している。
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- コウタローさん(JANBARI.TV)もファンと交流を図りながら、初めての田植えを体験した。
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- 慣れない手つきながらも、丁寧に苗を植えていく。
「いわきFC」選手と地元の子どもたちを招待
24日に行われた田植えには昨年に引き続き、北電子の小河光弘取締役が参加したほか、いわき市内で子どもたちに対するサポートを行う「はまどおりサポートちるどれん」(田子恵子代表)を通じて募った地元の子どもたち約20名、地元プロサッカークラブで北電子とトップパートナー契約を締結している「いわきFC(J2所属)」から、ブワニカ啓太選手、加藤悠馬選手の2名を招待。全員で酒米「夢の香(ゆめのかおり)」の苗を植えた。
小河取締役は取材に対し、「昨今、米不足や価格高騰がメディア等でも叫ばれ、自身も実感している中だったので今までより一層、ひと苗ひと苗を植えていくことに重みを感じました。田植えをし、稲刈りをして、そのお米を食べる――。こうした日本ならではのある意味幸せなサイクルに、この地域で直接関わり、発信することは、関係する方々と一緒に地域の今をお伝えできると思っております。私自身、今年もこちらに来たことで、情報をアップデートできました。知ってもらうことのお手伝いができるのは大事なことだと考えております」と想いを述べた。
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- 子どもたちは田植え機に乗せてもらいテンションMAX。
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- いわきFCの両名も田植え機を初体験。自ずと笑顔がこぼれた。
田子代表は「今回もいわきFCの選手も来るということで、子どもたちはとても楽しみにしていました。田植えも楽しんでやっていて、伸び伸びとしたいい顔が見られました。また、田植えに招待してもらってから子どもたちがお米を残さないようになりました。食育にもつながっており、良い効果をいただき感謝しています」と謝意を述べた。
子どもたちと交流を図ったブワニカ選手は「初めての田植えで緊張していましたが、やってみると楽しかったです。子どもたちも楽しんでいたみたいで良かった。子どもの純粋さは素晴らしいですね」と頬を緩めた。加藤選手も「子どもたちからとても元気をもらいました」と述べた。
今年もいよいよスタートした「米ジャグラープロジェクト」。被災地復興の想い、そして米への感謝の想いが詰まった苗たちは、今年も豊かな実りを見せてくれるに違いない。
「米(マイ)ジャグラープロジェクト」の第8期が、福島県いわき市でスタート。北電子の小河光弘取締役(写真左から3人目)も田植えに参加した。18日に行われた田植えには、ジャグラーファンが招待された。左から、いわきFCの加藤悠馬選手、ブワニカ啓太選手、北電子の小河光弘取締役。