余暇進、4月度部会開催、プローバHD稲村取締役がパーパスをテーマに講演
遊技日本2025年4月25日
余暇進(佐藤正夫代表理事・会長)は4月8日、令和7年4月度の理事会・部会を開催し、約100名が参加した。部会では、プローバホールディングスの稲村孝尚取締役を講師に迎え、「パーパス」をテーマに企業価値と事業展開についての講演が行われた。また、日電協から発表されたパチスロの新ゲーム性「ボーナストリガー(BT)」のプレゼンテーションと、BT機をリリースした5社5機種の機種紹介・試打会も実施された。
講師の稲村氏が役員を務めるプローバホールディングス(プローバHD)は、遊技場創業をルーツに、現在はスーパーマーケットやゲーム施設、飲食業など8つの事業会社を傘下に持つ。講演では、プローバHDが2023年9月に掲げたパーパス(存在意義)「人々の生活を豊かにします」に基づいた事業展開の現状が語られた。
稲村氏は、このパーパスをプローバの経営理念「『人』のつどい、『心』のふれあい、『楽しさ』の共有を大切にし、サービスを通じて喜びをうみだす、社会から愛さる企業をめざします。」からの昇華と紹介し、多角化する事業内容を背景に、アミューズメント事業を核とした従来の経営理念から発展し、成長してきたことにあると説明した。
講演では、従業員へのパーパス浸透と、従業員の成長を促すための取り組みも紹介された。プローバHDは中期方針として「日本一“成長を楽しめる”会社」を掲げ、「強存強栄の関係で成長」という経営方針に基づいた人材戦略を展開している。“強存強栄”とは、従業員と会社がWin-Winの関係で共に成長を目指すという意味が込められている。具体的な取り組みとして、全従業員参加の全社大会や経営計画発表会、従業員とCEOとの現場対話会などを通じた交流と意思疎通を図り、従業員の「個人のありたい姿」と組織のパーパスとの間で一致する点を見つけ、結びつける活動を行っていることが紹介された。
また、プローバHDが追求する存在価値に共感し、共有する従業員が居てこそ、各事業会社の目標達成を加速させるという考え方が示され、多角化経営の礎には、従業員の共鳴が不可欠であると語られた。