「レジャー白書2024」発表、 パチンコ参加率は6.8%台に下落
遊技通信2024年10月29日
日本生産性本部は10月29日、「レジャー白書2024」のプレス向け説明会を開催し、2023年のパチンコ参加率が前年比1.3ポイント減の6.8%となったことを明らかにした。参加率が6%台を示したのは調査開始以来の最低値となり、後述する参加人口も同じく最低値となった。
参加人口が前年比110万人減の660万人、年間平均活動回数も同0.7回減の31.2回、年間平均費用は同20.6千円増の109.0千円だった。年間平均費用が100千円を超えたのは、2019年以来4年ぶり。「将来やってみたい」「今後も続けたい」人の割合を示す参加希望率は5.2%で、前回より0.5ポイント減少した。なお参加希望率は、10年前までは10%前後で推移し、業界の景況感がよかった1990年代半ばには20%前後の水準にあった。
市場規模は前年比1.1兆円増の15.7兆円とし、パチンコの減少分をパチスロが補った結果としている。余暇市場全体の市場規模は71兆2,140億円で、前年比13.4%増だった。日本生産性本部では、「コロナ禍で大きく落ちこんだ分野の急速な回復が続き、逆にコロナ禍の特需で伸びた分野は反転して落ちた。コロナ禍前からみられコロナ禍で加速したレジャー活動のネット化、デジタル化の傾向は、伸び率は落ちでも関連分野の増減に表れている」としている。