同一設定打ち替え時と据え置き時の実績変化を解説|メイドインサービス
アミューズメントジャパン2024年7月22日
パチスロ運用に特化したコンサルタント企業メイドインサービス(東京都府中市)が7月12日、ホール企業限定のパチスロ定例セミナーを開催した。パチスロの最新動向を伝える毎月定例のもので、今回で26回目。
講師を務めたのは同社事業戦略部セールスプロモーショングループの池上周平主任。セミナー冒頭では6月のパチスロ市場を振り返った。6月に導入された新機種は6機種、増産は2機種。販売台数はスマスロが4万3800台(分納含む)、6.5号機が4000台だった。6月末時点のスマスロ機の設置比率を見ると44.3%と前月から2.6ポイントアップした。
個店ごとの戦略構築を支援する同社の分析レポート配信サービス「SIRIUS」(シリウス)の総合ランキングでは、トップ25に6月導入のスマスロ新機種が3機種ランクイン。17位に『L痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。』、11位に『L ToLOVEるダークネス』、3位に『L聖闘士星矢 CUSTOM EDITION』がランクインした。新機種がトップ10に入るのは4カ月ぶり。
トピックで取り上げたのは、「同一設定の打替/据置時における実績変化」。今年登場したシェア率の高い機種の導入日から1週間のデータをピックアップし、同一設定を打ち替えた際のデータと据え置きした際のデータをメーカー公表値と比較した。さらにL機とS機での比較や新台を一週間据え置きした時と打ち替えた時の稼働・出玉率の差を算出し、どれだけの差が開くのか、据え置き続ける場合の注意点などを解説した。
池上氏は「ユーザーが信頼できるお店というのは全リセするホール。据え置きを続けると稼働面ではマイナスに働く傾向があるので日常的に使用するのは危険だが、据え置きも駆使していくことでホールとしてプラスに働くところもある。設定をなかなか使えないというホール様でも、据置と打替をうまく活用できれば、ある意味第7の設定を生み出せると考えている」としている。
次回のセミナーは8月23日を予定している。
文=アミューズメントジャパン編集部