コイケが破産手続き開始決定受ける(愛知)
遊技通信2024年7月12日
民間信用調査機関によると、愛知県でパチンコ台備品卸を経営していたコイケが6月20日に名古屋地裁より破産手続き開始決定を受けたことが分かった。負債額は、約3,700万円とみられる。
同社は1999年創業、翌2000年に法人改組されたパチンコ台備品の卸業者。パチンコ用の玉やスロット台のメダルのほか、シリンダーなどのパチンコ台やスロット台の開閉装置、不正防止装置などを扱っていた。地元のパチンコホールを得意先として、2006年6月期には年売上高約1億4,400万円を計上していた。
しかし、遊技人口の減少で業容は縮小傾向をたどり、2019年6月期の年売上高は約1,500万円にダウンしていた。その後も、パチンコホールの営業がコロナ禍の影響を受けたことや、玉やメダルを使わない「スマートパチンコ(スロット)」の普及で一段と業況は悪化。先行きの見通しも立たなくなり、事業の継続を断念した。
負債は約3,700万円。