シーズリサーチDI調査 業況は大幅に悪化、3カ月後もマイナス圏で推移の見通し
遊技通信2024年7月11日
パチンコ業界に特化したマーケティングリサーチサービスを行っているシーズリサーチはこのほど、定期調査「第97回 パチンコ景気動向指数(DI)調査」の結果を公開した。
同調査はアンケート形式で四半期ごとに行い、短期的な景況感を示す「DI値」などを算出。今回は6月13日から28日の期間、FAXおよびWEBアンケートを活用して73地域の51企業から回答を得た。
過去1カ月の売上や粗利などから総合的な景況感を判断する「全般的業況DI値」ははマイナスに転じ、▲12.3ポイント(前回比36.0悪化)まで大幅に落ち込み、3カ月後は▲9.6ポイントとなる見通しとなった。
稼動状況は、パチンコは▲61.6ポイント(前回比19.5悪化)、3カ月後は▲50.7ポイントまで回復する見通し。パチスロは30.1ポイント(前回比16.0悪化)、3カ月後は31.5ポイントとなる見通しとなった。
調査に協力したホールからは、「パチスロ好調、パチンコ不調といった感じで、全体的な客足の復活にはまだ遠い印象だ。新紙幣対応は負担が重く、やめる店も増えると思う。遊技機の「重い」「高額」「短命」は時代にそぐわない。(中部・小
規模事業者) 」、「4円パチンコの市場が低下しているなかで、ラッキートリガー機による単価の上昇と勝率の低下が気がかりである。(北海道・大規模事業者)」、「パチンコはラッキートリガー機ばかりでなく、勝率が高い機種でヒット機を期待しているが難しいだろう。(関東・小規模事業者) 」などの意見が寄せられた