法令順守による健全営業を第一義に|大阪府遊協
アミューズメントジャパン2024年6月25日
大阪府遊技業協同組合は6月25日、大阪市内のシェラトン都ホテル大阪で通常総代会を開催した。
冒頭には、来賓として臨席した大阪府警察本部生活安全部の小林洋一部長が登壇。大阪府下の治安情勢を説明したのち、継続的なパチンコへののめり込み・依存防止対策の推進とパチンコ営業における適切な賞品提供を要請した。
続いて壇上に立った平川容志理事長は、大遊協の各種取り組みを説明。組合員ホールでは全店が自己申告・家族申告プログラムを導入し、安心パチンコ・パチスロアドバイザーを配置していることや、都留文科大学の早野慎吾教授を招いた講演会で依存問題への理解を深めたことを振り返った。
他方で、2023年2月に制定された広告宣言ガイドラインについても言及。広告宣言に関する情報提供システムには、大阪府下に所在するホールに関するものが制定時から24年5月末時点までに約110件寄せられた。大遊協はその都度、関係団体と協力して事実確認。ガイドラインに抵触するものについて、当該ホール責任者に直ちに是正を行わせるなど迅速な対応に努めた。
平川理事長は、「法令順守による健全営業を第一義に、広告宣伝ガイドラインおよびパチンコ・パチスロ店営業における賞品の提供方法に関するガイドラインに沿った適正な営業を徹底するとともに、のめり込み・依存防止対策等の取り組みを継続する」と表明した。
24年3月末時点の加盟ホール店舗数は391軒(前年比37軒減)。遊技機設置台数は19万1919台(同9926台減)だった。
文=アミューズメントジャパン編集部