5月のホール企業採用熱 前月を上回る1.07ポイントで推移
遊技通信2024年6月19日
パチンコ業界に特化した人材採用支援を行うパック・エックスが、ホール企業の採用意欲について毎月まとめている「パチンコホール企業の転職市場状況」によると、2024年5月の採用ニーズは前月を上回る1.07ポイントだったことがわかった。
同社の滝沢統括マネージャーは「前月から極端な落ち込みはなく熱量の高い状態が続いた」とし「20代ローキャリア層の中途採用ニーズは特に高まり、受け入れ体制を整えた企業による増員の動きが活発化した」と述べている。
「パチンコホール企業の転職市場状況」はパック・エックスが独自に算出している指標。数値が平均値1よりも高いとパチンコホール企業の求人が多いということになり「採用熱が高い」ことを、平均値1よりも低いと求人が少ないということになり「採用熱が低い」ことを示す。
市場では、ホール関係4団体(全日遊連、日遊協、MIRAI、余暇進)が5月20日、「パチンコ・パチスロ店営業における賞品の提供方法に関するガイドライン」を制定した。同ガイドラインは、警察庁の確認をもって今後の賞品の取りそろえに関する事項や新たな専用賞品についての基本的な考え方などを示したものになっており、賞品バリエーションや遊び方がさらに豊富になることが期待されている。
転職市場の今後について滝沢統括マネージャーは「夏場にかけて採用ニーズは近年高まる傾向だが、今年も同じような動きが予想される」とし「賞与時期を区切りとする求職者の動きが活発化する一方で競合性も高まるので、選考や受け入れ調整を人材ベースで柔軟に対応することは普段より強く意識したいところ」と状況を語った。