全商協通常総会 パチンコ中古機流通量は低調に推移
遊技通信2024年6月17日
全国遊技機商業協同組合連合会(中村昌勇会長)は6月12日、都内港区のヒルトン東京お台場で第36回通常総会を開催した。
冒頭に挨拶した中村会長は、「パチンコを日本独自の大衆娯楽として再び盛り上げていくために、業界団体の間でパーパスの策定に向けて協議が進められている。ホールとメーカーの架け橋という全商協の立場を活用して、パーパス策定の経緯や意義を広めていきたい」と述べた。また、昨年と同様に子どもの虐待防止を訴えるオレンジリボン運動などの社会貢献活動にも注力していく意向を示した。
来賓挨拶では、警察庁生活安全局保安課の坂ノ上圭佑課長補佐が、松下和彦保安課長の挨拶を代読。「中古機流通システムは、社会経済情勢の変化の影響を受けて各種書類のペーパーレス化や遊技機取扱主任者の残業時間等にかかる労働環境改善の課題に直面しているものと承知しているが、こうした課題への対応は全商協がが中心となって業界を牽引して取り組むことを期待している」と述べた。
議案審議では、3議案を原案通り可決承認。事業報告では、パチンコ遊技機の中古機に貼付する確認証(紙)の交付状況について、件数で29万2,101件、台数で44万1,675台となり、前年比で件数が82.18%、台数が82.15%となったことを報告。認定機は、件数で12万3.662件(前年比89.5%)、台数で41万2,726台(同128.35%)と厳しい状況が続いていることが報告された。
総会終了後に開催された懇親会では、前参議院議員の木村義雄氏が祝辞を述べた。