千葉県遊協が総会、依存対策の強化で自己・家族申告プログラム導入率が大幅増
遊技日本2024年6月10日
千葉県遊協は6月7日、千葉市の京成ホテルミラマーレにて第58回通常総会を開催。議事は事業報告・事業計画など全11議案が上程され、全て可決された。
星山聖達理事長は冒頭、ホール営業を取り巻く厳しい環境に強い危機感を示した上で、広告宣伝ガイドラインの改定、各種申請の添付書類・様式の統一化、賞品提供に関するガイドラインの制定など直近のトピックを説明。業界の自主的な取り組みに関しては、今後の可能性を行政から試されているということを肝に銘じて欲しいと呼びかけた。また、自己・家族申告プログラムの導入率が98.5%に達していることや、非組合店舗への働きかけにより2店舗が新規加入したことを報告し、「課題が山積している業界の現状を打破するためには、我々ホールが一つにまとまり団結し、諸問題に取り組んでいく姿勢を示すことが重要」と述べ、こらからの未来を見据え、非組合店舗の組合管理に向けた環境作りへの理解と協力を求めた。
総会では千葉県警察本部生活安全部の田中健一部長の祝辞を風俗保安課の上田祐介課長が代読。田中部長は、夢まるふぁんど事業を通じた防犯パトロールカーの寄贈や「電話de詐欺」防止対策の広報活動といった地域防犯活動を高く評価しながらも、業界の健全化については「令和5年度における広告宣伝に関する違反の取り扱いはなく、営業の健全化への取り組みが着実に効果を上げている状況がうかがえる。しかし依然として県警に寄せられる情報の中には、違反が疑われるものもある」と指摘。健全営業に向け、引き続き自主的な取り組みを推進するよう促した。
議事に先立ち行われた寄付金贈呈式では、公益財団法人千葉県暴力団追放県民会議と公益財団法人千葉県警察育英会に寄付金を贈呈。この他、夢まるふぁんど委員会の福祉支援事業として県内の9福祉施設・団体へ支援金を別途贈呈した。