4月のホール企業採用熱 直近5年の同月比で最高値となる1.10ポイントを記録
遊技通信2024年5月15日
パチンコ業界に特化した人材採用支援を行うパック・エックスが、ホール企業の採用意欲について毎月まとめている「パチンコホール企業の転職市場状況」によると、2024年4月の採用ニーズは前月を上回る1.10ポイントだったことがわかった。
同社の滝沢統括マネージャーは「直近5年の同月比で最高値を示したことからも熱量が大変高かったことが伺えた」とし「企業方針や事業計画に基づく採用ニーズの高まりと並行して人材の活発的な動きから流動性も高まったといえそうだ」と述べている。
「パチンコホール企業の転職市場状況」はパック・エックスが独自に算出している指標。数値が平均値1よりも高いとパチンコホール企業の求人が多いということになり「採用熱が高い」ことを、平均値1よりも低いと求人が少ないということになり「採用熱が低い」ことを示す。
市場では、日工組が日電協と合同で4月22日から28日に開催されたニコニコ超会議2024に「パーラー 超 KIBUN PACHI-PACH」ブースを出展した。会期中はパチンコ13台、パチスロ11台を試打機として配置。アニメコンテンツの台で構成したことで想定を大きく越える来場者が集まった。若年層や新規顧客の開拓は喫緊の課題となっていることから、今後もこうしたイベントの活用が求められている。
転職市場の今後について滝沢統括マネージャーは「5月GW以降から徐々に人材が動き出している」とし「新紙幣対応に関することを理由とした動機はあまり見受けられないが賞与有無がわかる6月を本活動とするケースは今年も増えそうだ」と状況を語った。