遊技機事業が好調|セガサミーHD決算
アミューズメントジャパン2024年5月10日
セガサミーホールディングスは5月10日、2024年3月期(23年4月1日から24年3月31日まで)決算を発表した。
それによると売上高は4678億9600万円(前年同期比20.1%増)、営業利益は568億3600万円(同21.5%増)、経常利益は597億7800万円(同20.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は330億5500万円(同28.0%減)だった。
売上高を事業別にみると、エンタテインメントコンテンツ事業が3180億500万円(同12.4%増)、遊技機事業が1359億6900万円(同44.3%増)、リゾート事業が123億5600万円(同7.1%増)。遊技機事業の伸長が群を抜いた。
遊技機事業では期中に、11タイトル26万8326台を販売した。内訳はパチスロが7タイトル18万90台、パチンコが4タイトル8万8236台(本体2万5419台、盤面6万2817台)。『スマスロ北斗の拳』(23年4月導入)の累計導入台数は8.4万台(24年3月末時点)、『P北斗の拳 暴凶星』(同年5月導入)の類異形導入台数は1.8万台(同)だった。
25年3月期計画では、売上高4450億円を見込む。前年比減となる主な理由は、遊技機事業の反動減とフェニックスリゾートの株式譲渡。
遊技機事業の市場環境は前年に引き続き、パチンコ軟調、パチスロ好調のトレンドが続くと見ている。こうした中でパチスロ販売では、高射幸帯と低射幸帯に属する機種を投入することで、シェア拡大を目指すという。
文=アミューズメントジャパン編集部