連取電機製作所が破産手続き開始決定受ける(群馬)
遊技通信2024年4月24日
民間信用調査機関によると、群馬県ではんだ槽製造業を経営していた連取電機製作所が4月8日に前橋地裁より破産手続き開始決定を受けたことが分かった。負債額は現在調査中。
同社は1956年に創業、1963年に法人改組したはんだ槽メーカー。初は電話機部品の組み立てを主力としていたが、1978年にプリント基板や電機部品の端子などのはんだ付けに利用される卓上型噴流式はんだ槽を開発し、はんだ槽、その他はんだ関連機器の製造にシフトした。プリント基板の実装やハーネス加工、手作り納豆製造器の製造も手がけ、最盛期には従業員が100名を超え、年売上高は数億円に達していた。
しかし、得意先メーカーの海外移転や同業者との競合激化もあって規模は縮小し、2006年7月期の年売上高は約6,500万円、2008年7月期の年売上高は約4,000万円にダウン。赤字の慢性化により資金繰りがひっ迫していたなか、コロナ禍の影響で売り上げはさらに縮小。2022年6月に工場の不動産を第三者へ売却するとともに、事業を別会社へ譲渡し、当社は事業を停止していた。
負債は現在調査中。