ニューギンの情報発信基地!東京・上野ビルをリニューアル
アミューズメントジャパン2024年3月18日
ニューギングループは2月末から、同社東京・上野ビルのリニューアル工事を実施している。「あそびにマジメ」の経営理念のもと、新たに『お客様の想像を超えていこう』というグループミッションを掲げて目指すのは、時代をリードする革新的な発想を持った集団だ。
新井宏明社長が2022年に就任して、真っ先に着手したのが「先端技術ラボ」の創設だ。これは遊技機のスペックやハード的な部分を研究する専門チーム。感動は既存のモノからは生まれない。これまでの開発の現場から切り離すことで時間的な余裕が生まれ、全く新しい発想でパチンコ・パチスロ開発が創造されることを狙った。
続いて営業に求めたのは、物売りからの脱却だ。ホール経営の視点に立って、想像力を喚起するような情報を提供していきたいと思っている。上野ビルのリニューアルはその想いを具現化するための手段の一つ。築20年以上経つ上野ビルを、グループミッションを体現するために必要な要素を盛り込み具現化する。これまでのショールームという機能ではなく、情報発信基地やコミュニティの場として活用して、10年、20年、その先の業界の未来をホールとメーカーが共に作り上げる場にしていく。
ニューギングループの営業の強みは、直販率が90%を超えているところだ。全国のホールの声を生で直接聞くからこそ、生まれるサービスは少なくない。その一つがECOパチで、中古機での購入であってもECOパチによるシリーズ機への転用が低価格で行える。その最たる例が『CR真・花の慶次2 漆黒の衝撃-』で、高稼働したヒット機を低価格で販売できるのはニューギングループの販売網ならではだ。
「あそびにマジメ」をどこまでも貫く姿勢
ニューギン公式Xでは上野ビルリニューアルを、「リハビリ中」と称してキャンペーンを実施している。笑いを誘い想像を膨らませる内容で多方面に期待感を煽っている。本来ファンの知り得ない情報だが、SNSを通じて拡散することでエンターテイメント企業として業界を盛り上げることは新しい試み。パチンコ業界にネガティブイメージを持っている人も、ユニークな取り組みを見れば業界への印象が大きく変わるきっかけになるかもしれない。上野は近年訪日観光客も多いことから、物珍しそうに写真を撮る外国人の姿も目にする。インバウンド戦略を画策する業界にとって、外国人への新たなアプローチ施策になるかもしれない。
ニューギングループでは他にも、上野ビルリニューアルに纏わるさまざまな企画を計画。機種の販売だけでなく、多角的に業界を盛り上げる予定だ。上野ビルの完成は4月上旬。ニューギングループの情報発信基地として生まれ変わるその姿とともに、ファンが待ち望むあの新機種の登場とニューギンの2024年に注目したい。