現代の刀匠が語る、慶次の槍・短刀制作秘話|花の慶次 ―雲のかなたに―
アミューズメントジャパン2024年3月5日
ニューギングループの遊技機としても絶大な人気を誇る戦国漫画の金字塔「花の慶次 ―雲のかなたに―」とのコラボ展、『関鍛冶伝承館×花の慶次「関鍛冶と戦国日本刀展」』が2月3日から3月29日までの期間、岐阜県関市の関鍛冶伝承館で開催されている。
岐阜県関市の刀鍛冶は、鎌倉時代から700年を超える歴史を誇り世界三大刃物ブランドして名高い。今回の企画展は日本刀の文化や関鍛冶の魅力を広い世代に発信することを目的に開催。戦国漫画として幅広い世代に支持される「花の慶次 ―雲のかなたに―」に登場する、主人公・前田慶次ゆかりの「皆朱の槍」や、作中で慶次が豊臣秀吉に謁見する際に、秀吉を暗殺するために入手した大型短刀「対秀吉 南蛮鉄大短刀」を関の刀匠が完全再現した。
2月24日には、「皆朱の槍」と「対秀吉 南蛮鉄大短刀」を制作した刀匠の26代藤原兼房さんと丹波兼信さんが制作秘話を語るトークショーを開催。制作過程で生じた苦労や刀の特徴や見どころを赤裸々に話してくれた。
短刀を制作した藤原さんは普通の短刀とは違う厚みや幅の再現に苦労したと話し、「これまでもあった企画展の中で一番難しかった」と話した。
槍を再現した丹波さんは、「傾奇者の前田慶次が作らせたらこんな朱槍になるだろうと想像でつくった。初めて使う素材で難しさもあった」と苦労を語った。
トークショーの後半には、パチンコ・パチスロ『花の慶次』シリーズのテーマ曲を歌う空手家の角田信朗さんが登場。自らの経験になぞらえ道を究めることの共通点や苦難を話した。