養護施設退所者に支度金92万円|ABC
アミューズメントジャパン2024年2月29日
静岡、山梨、長野、愛知でパチンコホール34店舗を展開するABC(静岡市)は2月27日、静岡市内の静岡県総合社会福祉会館で寄付金の贈呈式を開催。「児童養護施設等退所児童応援事業」として、静岡県児童養護施設協議会に92万円を寄付した。
寄付金は県内の児童養護施設等を退所し、4月から新生活を始める児童ら23人に贈られる。一人当たり4万円。家電や寝具、スーツなどの購入資金に充てられることを想定している。
冨田和宏社長は贈呈式で、「自立する若者たちにとって、社会に出る一歩目は非常に重要であると思います。当社がその一歩目に対して、微力ながらサポートできればという想いでこの活動を始めた。今年もお役に立てることを大変うれしく思う」とあいさつ。石川順会長に目録を手渡すと、返礼に感謝状が贈られた。
児童代表は「私は将来、児童養護施設の職員になりたいと思っています。自分が多くの職員に支えてもらったように、子どもたちを近くで見守り支えたい。春からは大学に進学し、一人暮らしを始めます。いただいたお金は新生活を始める資金として、ありがたく使わせていただきます」と謝意を表した。
同社による応援事業は今回が5回目。寄付金の累計額は2020年の開始以来、544万円に上る。
文=アミューズメントジャパン編集部