遊技機の収益力 11月は年間最低値を記録
アミューズメントジャパン2024年2月1日
経済産業省が毎月実施している「特定サービス産業動態統計調査」をもとに算出した2023年11月の遊技機1台当たりの月間売上高(貸玉収入)は、前月より約2万円(5.6%)少ない33万6506円だった。1営業日当たり1万1604円(29日で計算)。
2022年11月以降、遊技機1台あたりの売上高は改善し8月には1万2918円(2022年11月比117.3%)に上がった。しかし9月以降は下落に転じている。結果的に11月の売上高は前年同月を5.3%上回っているものの、2023年1月以降ではもっとも低かった。
本調査は全数調査ではなく、主要法人を対象に継続実施している標本調査。11月の調査対象は1127店で、全パチンコホールの約16%をカバーしている。
2023年11月末時点の全日遊連加盟の営業店舗は6356店で、設置されているパチンコ・パチスロの総設置台数は311.4万台だった。店舗の減少に伴い、設置台数は過去1年間に13.9万台(4.3%)減少している。競合店の閉店に伴う、残存店舗へのプレイヤーの移動は限定的で、1台あたり売上高の平均値を押し上げるには至らなかった。