大正大学生が構内でホール集客案を発表|日工組
アミューズメントジャパン2024年1月24日
パチンコ業界の未来を創造することを目的に、日本遊技機工業組合と共同プロジェクトに取り組む大正大学の学生が12月22日、同大構内でパチンコホールの集客増につながるプロモーション施策を発表した。
聴講者は、静岡県でホール7店舗を展開するアシベ商事(下田市)の松本竜彦総務部長とアミューズメント事業部の鈴木優副主任。広告論やコミュニケーション論を専門とする中島和哉准教授(表現学部)のゼミに所属する女子大生が、同社運営の『ハッピーアシベ伊豆高原店』(伊東市)を視察した上で、同店の集客力を高める施策を発表した。
2班のうちA班は、伊東市内に占める若年層(20歳から35歳まで)の割合が9%であることに着目して、外国人観光客をターゲットに設定。外国語バージョンの解説動画やガイドブック、遊技機をつくる、外国人受けするコスプレ店員を伊豆観光のガイドブックに載せることなどを提案した。
B班は同店の客層の大半が高齢者で占められていることに着目し、地域の若年層や外国人観光客が気軽にパチンコに触れられる機会を考察。無料開放キャンペーンや、地域商店と連携した同店オリジナルICカードを発表した。
松本部長は「観光地である伊豆半島という地域特性を考慮して、外国人向けの施策が多く上がったことから、入店していただいてからの案内オペレーションを改めて考えるきっかけになった。自由な発想の中でどこまでのことができるのか、業界の課題として取り組みたい」とコメント。鈴木副主任は「パチンコを地域観光と捉える発想は自分にはなかった。今後の営業につなげたい」と話した。