2023年に588軒のパチンコホールが閉店|シーズリサーチ
アミューズメントジャパン2024年1月23日
2022年12月末時点のパチンコホール軒数は7,665店舗(警察庁発表)だったが、このうちどのくらいの店舗が2023年の1年間に閉店(休業含む)したのか?
シーズリサーチ(東京)の調査によると、2023年に閉店(休業および事業譲渡を含む)したのは588店舗だった。
閉店店舗数が多いエリアは関東(170店)、中部(113店)。両エリアはそもそも店舗数が多いため閉店数が多いことじたいは不思議でないが、両エリアとも閉店店舗数の割合も高い。
2022年12月末時点の店舗数に対する2023年中の閉店店舗数の割合(以下、「閉店率」と記す)は、中部エリアがもっとも高く8.9%。次いで関東エリアが7.9%。都道府県別に見ると、宮崎県がもっとも閉店率が高く2022年12月末時点にあった店舗の15%が閉店した。次いで高いのは岡山県で12.8%、新潟県で12%だった。
ただし、本調査における「閉店」の定義には事業譲渡を含んでいることと、新規出店をカウントしていないため、これらエリアで閉店率の分だけ店舗数が減少しているという意味ではない。
2023年中の閉店率を設置台数規模別に見ると、101~300台規模がもっとも高く14%。次いで301~500台規模が7.2%、100台以下規模が7.1%。1,001台以上規模の店舗の閉店率がもっとも低く0.8%だった。
文=田中 剛(アミューズメントジャパン編集部)