Google Playがリアルマネーゲームの方針緩和
アミューズメントジャパン2024年1月16日
テック系ニュースサイト『GIGAZINE』が1月15日、「Googleがオンラインカジノ・スポーツ賭博・競馬・宝くじなど以外にも幅広いリアルマネーゲームを許可する方針を発表」と報じた。
ソースとなっているのは、GoogleのGlobal Trust and Safety PartnershipsのDirectorであるKaran Gambhir氏がAndroid Developers Blogに投稿した「A New Approach to Real-Money Games on Google Play(Google Playのリアルマネーゲームへの新しいアプローチ)」と題したアナウンス。RMGとは、ユーザーが現金を入金しその入金をベースに賞金を獲得できるオンラインゲームのカテゴリー。
この投稿の中でGambhir氏は、これまでの試験的な取り組みに基づき、「Google Playは今年、既存のライセンス枠組みで規制されていないゲームの種類や事業者を含め、より多くのRMGアプリのサポートを開始する予定です。この新しいアプローチにより、ユーザーの安全を最優先としながらも、世界中の開発者に新たなビジネスチャンスを提供できることを嬉しく思います。」と述べている。
この規制緩和によって、Google Playでは今後、ユーザーの現地の法律で許可されていないRMGのリリースも可能となる。Gambhir氏は、「このRMGサポートの拡大は、6月にインド、メキシコ、ブラジルのユーザーを対象に開発者向けに開始し、将来的にはさらに多くの国のユーザーに拡大する予定」と述べているので、日本でもいずれリリースが始まるとかんがえられる。
すでに国内には推計200数十万人が海外のオンラインギャンブルを違法に遊んでいる状態だが、Google Playにこの種のゲームが追加されることで、違法オンラインギャンブルに対する国内ユーザーの心理的なハードルはますます低くなるだろう。
文=田中剛(アミューズメントジャパン編集部)