iスポーツ大会「日本シリーズ2023」を開催|日本iスポーツ機構
アミューズメントジャパン2023年12月20日
日本iスポーツ機構は12月9日、すみだパークプレイス(東京都墨田区)で3回目となるiスポーツ大会「日本シリーズ2023」を開催した。パチンコメーカーやホール企業など43社が協賛した。
iスポーツとは、遊技機設置のスピードを1対1で競うもの。設置タイムに、傾斜のズレや作業中の道具落下回数に応じてタイムを加算。総合タイムが短い選手が勝者となる。
今大会には、昨年よりも6人多い30人が出場。設置業者などが多く参加した昨年大会と異なり、ホール企業のスタッフが中心に参加。マルホン工業の田中久也執行役員、『SLOT BAR VIORA&アルドーレ 』(大阪市)のアイドル店員・わたなべちゃん、人気YouTuberのメガカスやーまんによる熱い実況の中、選手たちが火花を散らした。
決勝の舞台に進んだのは、全国でパチンコホール67店舗を展開するNEXUS(群馬県高崎市)の五十嵐雅和選手と、『ピーアーク北綾瀬ピーくんガーデン』(東京都足立区)の坂本和磨選手。わずか4秒差という接戦を制し、五十嵐選手が勝利した。
大会に向け、週に3回店舗で練習を行ったほか、昨年の大会の映像を見て研究したという五十嵐選手。「決勝では今までで一番早いタイムを出せました。私は普段新人研修などの業務を行っており、本格的に入れ替え業務と向き合ったのは今回で6年ぶり。その中でベストを尽くし、優勝できたことを嬉しく思います」と喜びを語った。五十嵐選手には、賞金77万7000円や水平器を模したトロフィーなどが授与された。
大会を終えて、日本iスポーツ機構の田口智義理事長は「接客コンテストやアイドル店員などがスポットを浴びる機会が多いですが、入れ替え業務や機械トラブル対応などのスキルが高いスタッフには注目が集まりにくい。今回の大会を契機に、これらのスキルが高いスタッフが評価される機会が増えるとうれしく思います」と語った。
iスポーツ大会は来年も開催予定だという。田口理事長は「来年は今年よりも多くの方に参加してもらえるよう、いろんな法人様にお声掛けしていくつもりです。大会の目玉となる賞金も、今年よりさらに増えたものを用意できれば。パチンコ業界に明るいニュースを届けられるよう、より盛り上がる大会に進化させたいですね」と意気込みを語った。
文=アミューズメントジャパン編集部