パチスロ最新動向を解説|メイドインサービス
アミューズメントジャパン2023年11月21日
パチスロ運用に特化したコンサルタント企業メイドインサービス(東京都府中市)が11月17日、ホール企業限定の無料ウェビナーを開催した。パチスロの最新動向を伝える毎月定例のもので、今回で18回目。
導入部ではスマスロ3.4万台、6.5号機1.5万台が投入された10月のパチスロ市場について解説した。個店ごとの戦略構築を支援する同社の分析レポート配信サービス「SIRIUS」(シリウス)によれば、総合ランキングに大きな変動はなかった。
『スマスロ北斗の拳』の平均台数が約4台減少したことについては、「台数を圧縮して実績維持を多くのホールが図ったのではないか」と推測。「増産が続いた同機種は供給過多になっている印象まであるため、これから年末・年明けの新台ラッシュでもケアしつつ、しっかりと稼働・粗利面で自店に貢献できる運用を維持すべき」と述べた。
このほか「9月に導入された『S傷物語』は初動プロモーションが良かったものの、順位が8位から15位に落ちた。一方『L戦国乙女4』は13位から7位にアップ。少台数ながら需要がある」「コイン単価別に見ると、低射幸帯機種の粗利シェアは低く、高射幸帯機種のそれは高かった」などとコメントした。
11月6日の週の機種別稼働ランキングでは『Lとある魔術の禁書目録』が首位で、その他当該週に導入された新台がトップ5機種中4機種を占めた状況を説明し、「おおむね前評判どおりの稼働推移。上位にS機がランクインすることは久しぶり。新台の影響を受けつつも、『L戦国乙女4』は5位と健闘した」と述べた。
今後の市場短観予測では、12月の新台について言及。「供給過多が起こると想定されるため、導入台数が多い機種は早期に戦力外となる危険性を孕む」「メインとしては『Lリングにかけろ』『モンキーターンV』。脇を固める『マジカルハロウィン8』『Lラブ嬢3』に期待する」とまとめた。
文=アミューズメントジャパン編集部