ガイアが経営破綻 民事再生法適用申請
アミューズメントジャパン2023年10月31日
「GAIA」「アイオン」などのブランドで全国にパチンコホールを展開するガイア(東京都中央区)が10月30日、東京地裁に民事再生法の適用を申請し、同日、保全・監督命令を受けたことがわかった。
同社の売上高は、ピークとなる2006年5月期には約5853億500万円を計上していたものの、2023年5月期は約1895億4300万円に減少していた。
帝国データバンクによると、同社は金融債権者の協力を得て自主再建を目指し私的整理を進めてきたが、資金繰り悪化に歯止めがかからず、10月31日に期限を迎える手形決済が困難となり、自主再建を断念した。
ガイアおよびグループ会社(トポスエンタープライズ、ガイア・ビルド、ジャバ、ユナイテッドエージェンシー、MG、MG建設、ガイア店舗管理、ワンフォワード)の支援のため、かねてよりガイアを支援してきたJトラストが10月30日に事業再建支援に係る基本合意書を締結。パチンコホールの営業を継続しながら再生を目指す。
スポンサー支援の基本合意書では、「事業の承継日から少なくとも1年間、ガイアグループの全従業員(パートおよびアルバイトを含む。)を、退職した者を除き、引き続き従前と同一条件で雇用する」としている。
文=アミューズメントジャパン編集部