業況回復、3ヵ月後もプラス圏で現状維持の見通し/パチンコDI調査
遊技日本2023年10月12日
シーズリサーチはこのほど、最新の「パチンコ景気動向指数(DI)調査」の結果を公表した。調査はパチンコ業界の景気動向の判定を目的に経営企業を対象に四半期毎に実施しており、今回の調査は2023年9月14日~9月29日にかけてファックス及びWEBアンケートにて実施。48企業、73地域から回答があった。
報告書によると、収益や売上・粗利といった全般的業況は19.2ポイント(前回比5.1良化)となり、プラス圏に転じた前回からさらに回復し、3ヵ月後も17.8ポイントとプラス圏を維持する見通しとなった。事業規模別では、小規模事業者(1~3店舗)が8.3ポイント(前回比20.1良化)、中規模事業者(4~10店舗)が11.8ポイント(前回比2.3良化)、大規模事業者(11店舗以上)が31.6ポイント(前回比31.6良化)となり、小規模事業者と大規模事業者が目覚ましい回復を見せたものの、3ヵ月後は大規模事業者が15.8ポイント、小規模事業者が-8.3ポイントと一転して落ち込む見通し。
稼動状況は「パチンコ」が▲41.1ポイント(前回比15.9良化)、3ヵ月後は▲42.5ポイントと依然として苦しい状況が続く見通し。「パチスロ」は41.1ポイント(前回比6.6悪化)、3ヵ月後も39.7ポイントと好調を維持する見込み。
今後3ヵ月間の営業施策について、遊技機設置台数を増減差(拡大-縮小)で見ると、「パチンコ」が▲31.9ポイント(前回比8.7悪化)となり、5期連続してマイナス圏で推移した。「パチスロ」は36.2ポイント(前回比8.4悪化)とやや落ち込んだが、依然として高い水準を維持している。
また、遊技機購入費を増減差(増やす-減らす)で見ると、「パチンコ新台」は▲37.5ポイント(前回比4.3良化)、「パチスロ新台」は31.3ポイント(善愛比16.9悪化)。「パチンコ中古機」は4.4ポイント(前回比11.8良化)、「パチスロ中古機」は15.9ポイント(前回比6.8良化)となった。