山司が自己破産を申請(鹿児島)
遊技通信2023年10月2日
民間信用調査機関によると、鹿児島県でパチンコ店を経営していた山司が9月28日に鹿児島地裁へ自己破産を申請したことが分かった。負債額は、約5億5,600万円とみられる。
同社は1951年創業、2005年に法人改組したパチンコホール経営業者。もともと「第五富士」として、鹿児島市では老舗としての知名度を有し、バブル期には鹿児島市内でも店舗の近代化をいち早く取り入れるなど、積極的な運営を行っていた。
しかし、近年は法改正に伴う遊技機入れ替え費用が嵩んだほか、新型コロナウイルス感染症の影響から集客が減少していた。2020年に騎射場店、2021年に田上店を閉鎖するなど厳しい経営状況が続き、2021年12月期の年売上高は約18億円まで減少した。閉鎖店舗の不動産を売却して有利子負債を圧縮し、アフターコロナで集客の回復を期待するも、業績好転までには至らず、先行きの見通しが立たないことから、今回の措置となった。