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全日遊連が通常総会、阿部理事長「将来に向け業界全体の結束力が必要」 遊技日本2023年7月4日

全日遊連は6月26日、都内千代田区のホテルニューオータニにて第32回通常総会を開催した。総会は47会員中、44会員が出席し成立。議事では事業報告など全7議案を満場一致で可決した。

冒頭の挨拶で登壇した阿部恭久理事長は、コロナ禍の影響について「2020年から3年間で1,974店舗の減少となっており、特に昨年は793店舗と新型コロナの影響の大きさを改めて実感せざるをえない状況。新型コロナが社会的には一定の収束をみせたが、私たちの業界においては残念ながらコロナ禍以前の状況まで回復していない状況にある」と危機感を示し、さらに「コロナ禍においても経過措置の延長や、セーフティーネット、政府系融資や保証等、私たちの業界はいくつかの成果を得ることができた。これらは業界がまとまって活動していること、つまり我々ホール営業者がしっかりと組合活動をしている成果。どんな窮状においても個の利益に固執することなく、組織一丸となった活動の継続は力となり、やがてその力により一筋の光明が差すものとなる。今後は今まで以上に、業界全体の結束力が将来に向け必要になるだろう」と述べ、組合運営に理解と協力を求めた。

祝賀パーティーには、来賓として自由民主党遊技産業議員連盟会長の田中和徳衆議院議員や警察庁生活安全局保安課の松下和彦保安課長らが臨席。松下保安課長は、ホール駐車場における子供の放置事案について言及し、「かねてより重大事案の未然防止活動をしていただいてはいるが、こうした皆様の地道な取組みがいずれ実を結ぶ時がくると思っている」として、事故防止に向けた取組みを継続的に推進するよう求めた。

当日は議事に先立ち表彰式を行い、退任理事や事業振興への貢献が高かった傘下組合に加え、遊技場における換気実証動画制作への貢献としてオオキ建築事務所の大木啓幹代表取締役に感謝状を授与した。

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