パチンコ・パチスロプレイヤーはギャンブルレジャー参加率が高い
アミューズメントジャパン2023年6月14日
シーズリサーチは6月14日、同社とEBI、APJが今年2月に共同で実施した遊技者動向調査の速報として、全国の男女18歳~79歳を対象に実施した各種娯楽の参加状況と、それら娯楽のイメージ評価を公表した。有効回答数は4万1515人。
回答者全体のパチンコ・パチスロ参加者率は8.5%で、競輪(4.4%)、競艇(4.2%)、オートレース(3.3%)を上回ったが、競馬(10.2%)には及ばなかった。
パチンコ・パチスロ遊技者における公営ギャンブル「宝くじ」、「スポーツくじ」、「暗号資産・NFを使うゲーム」の参加者率は、回答者全体を大きく上回り、パチンコ・パチスロ遊技者がギャンブル的要素のあるレジャー全般を積極的に遊んでいることが裏付けられた。〔図を参照〕
パチンコ・パチスロ遊技者における公営ギャンブルの参加者率は下記の通り。
・競 馬 48.5%
・競 輪 34.2%
・競 艇 34.2%
・オート 29.3%
出典:パチンコ・パチスロ プレイヤー調査2023
パチンコ・パチスロのほかギャンブル的要素のある娯楽8種目それぞれについて、印象を「とても印象が良い」から「とても印象が悪い」まで5段階で尋ね、「わからない」の回答を除いて集計し、TOP-2BOXスコア(「とても印象が良い」と「やや印象が良い」の合計値)を比較したところ、パチンコ・パチスロをポジティブに評価したのは回答者全体のわずか8.3%で、オートレース(12.1%)、競艇(12.8%)、競輪(13.1%)におよばず、比較した種目の中で評価が最も低かった。
パチンコ・パチスロ遊技者で、パチンコ・パチスロの印象をポジティブに評価したのは47.4%で、過半数がネガティブに評価していた。
シーズは本プレスリリースの中で、「年々、参加人口が減少するなかで、業界イメージの向上なくして新規層獲得の道筋は難しい状況にある。長きにわたり根付いたイメージを向上することは容易ではないが、エンターテイメントの魅力に加え中長期的
にパチンコ・パチスロ自体のイメージアップを図っていく地道な活動と戦略が必要である。」とコメントしている。
本調査にもとづく遊技者の動向データをまとめた最新書籍(シーズリサーチ発行)『パチンコ・パチスロプレイヤー調査2023』は、2023年7月発売予定。本書籍の概要および購入の先行申込はこちらをご覧ください。
なお、月刊アミューズメントジャパン6月号では、パチンコ・パチスロがどのようなイメージで捉えれているか(カッコいい/カッコ悪い、健全・社会的/不健全・反社会的、楽しい/つまらない、タバコ臭くない/臭い、従業員の感じが良い/悪い、安心/怖い、娯楽/ギャンブル etc.)について、遊技参加と非遊技参加者の差異を紹介している。