3月のホール企業採用熱、基準値を上回る熱量の高い状態を持続
遊技通信2023年4月18日
パチンコ業界に特化した人材採用支援を行うパック・エックスが、ホール企業の採用意欲について毎月まとめている「パチンコホール企業の転職市場状況」によると、2023年3月の採用ニーズは前月よりやや下回ったが、基準値を上回る1.07ポイントで依然として熱量の高い状態となった。同社の滝沢統括マネージャーは「期や季節の変わり目による急募や採用オーダーが増加した」とし「人材への投資優先度が高まる一方で獲得難易度もあがっているため、よりスピーディーで柔軟な対応が求められてきている」と述べている。
「パチンコホール企業の転職市場状況」はパック・エックスが独自に算出している指標。数値が平均値1よりも高いとパチンコホール企業の求人が多いということになり「採用熱が高い」ことを、平均値1よりも低いと求人が少ないということになり「採用熱が低い」ことを示す。
市場では、大ヒットを記録したパチスロ4号機「パチスロ北斗の拳」を完全再現した「スマスロ北斗の拳」が、4月3日にホールに導入された。累計販売台数約62万台を誇るパチスロ史上最大のヒット機がスマスロになって帰ってきたということで、大きな盛り上がりを見せている。パチスロ市場は、6.5号機やスマートパチスロの登場によって稼動に復調の兆しが見られることから、同機の集客効果にも注目が集まっている。
転職市場の今後について滝沢統括マネージャーは「業界内外問わず人手不足を背景とした採用熱は一段と高まり今しばらくこの傾向は続きそうだ」とし「選択肢が豊富な現在、求職者に対して自社を認知させる手数、接触機会を増やす重要性は今後ますます高まりそうだ」としている。