余暇進が令和5年3月度理事会・部会を開催
遊技通信2023年3月23日
(左より)システム エイ・ブイ社 代表取締役 井関勇喜氏、会場風景、 企画開発部 部長 山下大輔氏
余暇進(佐藤正夫代表理事・会長)は3月14日、令和5年3月度理事会・部会を開催した。
恒例のプレゼンテーションでは、株式会社システムエイ・ブイが、コロナ禍を背景に需要の高まりを見せる「WEB会議用オールインデバイス」(BOSE VIDEOBAR VB1/VB-S)を紹介した。
WEB会議を準備する際には、パソコンにカメラ・スピーカー・マイク、モニターの各機材をそれぞれ接続する必要があるが、本製品はカメラ・スピーカー・マイクが一体となっており、1本のケーブルをパソコンにつなぐだけで設置が完了する。カメラは画角30cmから映り込む広い水平視野を持ち、マイクはビーム・ステアリング機能によって発言者の声を収音。スピーカーは、国内でも人気の高いアメリカのオーディオメーカー「BOSE」独自のトランスデューサーを搭載した上質なオーディオ環境を実現している。
プレゼンテーションを担当したシステム エイ・ブイの山下大輔氏は、WEB会議システム導入によって得られる時間効率・コスト効果・コミュニケーションの円滑化などのメリットを挙げ、「導入を検討している企業の会議室規模に適した提案をさせていただきたい」と語った。
講演では、国際カジノ研究所の木曽祟所長が「オンラインによる合法「疑似」賭博の可能性(NFTガチャ、P2E)」をテーマに講演。「NFTゲームとP2E」の登場と展望、パチンコ・パチスロ遊技との比較について語った。
通信ネットワークの暗号技術である「ブロックチェーン」による暗号資産の台頭と、暗号資産の取引履歴と所在を示すデジタル証明書を紐づけられた資産(NFT:Non-Fungible Token)が登場したことで、NFTを提供するゲームをNFTゲーム、そこで獲得したNFTをユーザーが取引することで資産として稼ぐことができることを「P2E(Play to Earn)」と呼び、海外では「ゲームで遊びながらお金を稼ぐこと」が根付いてきているという。
NFTゲームとP2Eは、日本国内でも多くのメーカーが参入を表明しており、木曽所長は「パチンコ・パチスロのNFTゲーム化も原理的には可能なので、(NFTゲームの台頭は)皆様の業界にとって脅威となる状況にある。業界関連企業から参入する動きもあり、今後そうしたサービスが増える見通しだ」と述べた。