2月のホール企業採用熱、基準値を上回る1.09ポイントを計上
遊技通信2023年3月15日
パチンコ業界に特化した人材採用支援を行うパック・エックスが、ホール企業の採用意欲について毎月まとめている「パチンコホール企業の転職市場状況」によると、2023年2月の採用ニーズは基準値を上回り1.09ポイントという結果となった。同社の滝沢統括マネージャーは「2月に基準値を超えるのは2020年以来」とし「事業計画や営業施策などを目的としたハイスペックおよびミドル人材のニーズや新入社員の受け入れに合わせた若手人材のニーズが高まり、活動数が一気に増加した」と述べている。
「パチンコホール企業の転職市場状況」はパック・エックスが独自に算出している指標。数値が平均値1よりも高いとパチンコホール企業の求人が多いということになり「採用熱が高い」ことを、平均値1よりも低いと求人が少ないということになり「採用熱が低い」ことを示す。
市場では、「スマスロ」に加えて玉に触らずプレイできるスマートパチンコ(スマパチ)の導入が4月から開始される。第一弾は三洋物産の「e聖闘士星矢超流星EHTA」と平和の「eルパン三世ザファーストH4YZ3」となっているが、世界的な半導体不足もあってスマート遊技機専用のユニット不足が危惧されていることから、スマート遊技機の供給状況も含めて各メーカーの動向を注視する必要がある。
転職市場の今後について滝沢統括マネージャーは、「3月に入って求職者の動きは前月以上に活性化しており多くの出会いに期待できそうだ」とする一方で「業界内外問わず採用熱が高まる月でもあるので、いつも以上の迅速対応を心掛けていただきたい」と見解を示ししている。