ユニバーサルエンターテインメント 営業利益は前期比516%増の120億円 パチスロ機販売台数トップシェア確保、「オカダ・マニラ」の来場者数増加・経費削減が業績に寄与
遊技日本2023年2月15日
ユニバーサルエンターテインメントは2月14日、2022年12月期の連結決算を発表。売上高1,409億98百万円(前年同期比55.9%増)、営業利益120億85百万円(同516.7%増)、経常利益139億33百万円(前年同期は経常損失25億08百万円)、純利益115億06百万円(同純損失190億52百万円)で黒字着地した。遊技機事業でパチスロ機販売台数トップのシェアを確保した他、統合型リゾート(IR)施設「オカダ・マニラ」の来場者数も順調に増加し、パンデミック前の調整後EBITDA※2 を上回った。
遊技機事業の売上高は682億68百万円(前期比26.0%増)、営業利益は198億18百万円(同48.9%増)。パチスロ機では、カプコンと業務提携した「パチスロ新鬼武者2」「パチスロ バイオハザード RE:2」の他、「花火絶景」「沖ドキ!GOLD」等を市場投入し133,844台を販売、2022年パチスロ機販売台数トップのシェアを確保した。パチンコ機は16,204台を販売した。
なお2023年12月期の遊技機販売は、「沖ドキ!GOLD」の増産や「P真バジリスク
~甲賀忍法帖~豪塊W319ver.」の導入が始まっている。また「Pバベル5000」や圧倒的な人気を誇るGODシリーズから新基準6.5号機「アナザーゴッドハーデス-解き放たれし槍撃ver.-」の販売を開始している。
IR事業の売上高※1 は717億71百万円(前期比103.7%増)、営業利益は37億80百万円(前年同期は営業損失18億65百万円)。調整後EBITDA※2 は193億50百万円(同263.1%増)。「オカダ・マニラ」は、新型コロナウイルスの影響により厳しいスタートを迎えたが、第2四半期以降はカジノやレストラン等の座席数制限が解除され、パンデミック前(2019年12月期)に近い状態での運営が可能となった。またオンラインゲーミングの稼働開始、オカダ・マニラにおけるクリスタルコリドーを利用した大型イベントの開催といった新たな試みも実施し、来場者数は順調に増加、業績の向上に貢献した。その結果、2022年12月には過去最高の調整後EBITDAを記録し、通期においてもパンデミック前の調整後EBITDAを上回った。またパンデミック期間中に実施した余剰人員の削減や継続的な経費削減、マスマーケットの売上拡大も業績に寄与した。
※1:売上高は、総売上高からゲーミング税及びジャックポット費用を控除したもの
※2:調整後EBITDA=営業損益+減価償却費+その他の調整項
2023年通期の連結業績予想は、売上高1,800億円(前期比27.7%増)、営業利益235億円(同94.5%増)、経常利益103億円(同26.1%減)、純利益100億円(同13.1%減)となる見通し。